苦しい、苦しい、苦しい
ピアノ5重奏をベースにしてポップスに置き換えたかのようなアレンジ。
美しい。
イントロが16小節+1小節、時間は30秒。
前作表題、「人は夢を二度見る」も16小節、30秒。
きっかけ 16小節 30秒
サヨナラの意味 16小節 30秒
沈黙した恋人よ 8小節 14秒(倍あってもよかったし欲しかった
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ロビンソン 16小節 34秒
Pretender 12小節 30秒(BPMが100以下なので
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OIDEMASE!!~極楽~ 16小節+2小節 24秒
トライアングルドリーマー 16小節 25秒
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群青 0小節 0秒
アイドル 0小節 0秒
この頃はマーケティグ上の要請なのか?イントロそのものが無い曲のほうが多いような気がするし売れているような気がする。自分はしっかりとイントロがある曲が好きなので、「人は夢を二度見る」がそうだったように、「考えないようにする」も、上品でありながら、でも重厚で堅実なイントロの構成がとてもいいと思う。
ライブの演出などにおいても、イントロってすごく重要になってくることがあると思う。場面転換とか。また「サヨナラの意味」のイントロは特別で、あの30秒の間に起こっている聴衆の心理状態、心の平静を装うのに必要な時間が29秒、でもラストの1秒でその気持ちが大崩壊してしまう。「サヨナラの意味」のイントロは約束された30秒だと思う。
で、「考えないようにする」は16小節のイントロの最後に、仕上げのもう1小節がくっついている。贅沢だ(笑)。このとき冨里奈央はどのような表情で待っているのだろうか?見ている人はどんなことを思いながら歌を待つのだろう?このドラマがある時点で既にこの曲は名曲。イントロが生む曲と人のドラマ。
〇苦しい、苦しい、苦しい
満面の、はち切れんばかりの、溢れ出る、どれも笑顔にかかる言葉だけど冨里奈央ほどこれらの言葉が似合う人はいない。笑顔が代名詞のような彼女がどんな顔をして、苦しい苦しい苦しい、と歌うのか。たぶん1年経ってしまったら彼女も成長をして、同じ顏では決して歌わない。願わくば、神宮での初回パフォーマンスを実際にこの目で見たかったと。それが叶わないことが苦しい。
〇アウトロ(後奏)
イントロと同じように曲終わりアウトロ、ここも16小節+1小節。「君の名は希望」がそうだったように、杉山さんの楽曲って、きちんと装丁がなされた本の頁をめくる読書体験(音楽体験)であり、頁をめくり最後に頁を閉じる満足感と幸福感に包まれる。
特に最後は小林武史が書いてSalyuが歌った「Halfway」と同じ終止。4分50秒の曲が1本の映画にも重なる。
〇コール
コールを入れやすい構成ではあるけど、できればコール無しで聴きたい。