ツアー雑感
2014年の全ツは全国を周りながら、大玉ころがしとかお水にドボンとかをやっていたわけです。囚われの身となったいくちゃんを救い出すためのショーなんですが、あの頃はまだ笑って見ていられる余裕があったのです笑。内容的には、ほぼ全編が口パクか被せによるもので、メドレーをバックにトロッコでお土産物を客席に投げ込むサービスなどがたくさんありました。それでも、当時は単純に嬉しかったからw、2014年ツアーには個人的にはものすごく満足をしていて、特に神宮での花火などはほんとうに感動しました。
ところが神宮後ほどなくして、各種メディアのインタビューでは、ほとんどのメンバーが「不十分な出来だった」との感想を語っていて、これには当時かなりショックを受けました。自分があれだけいいと思っていたライブが、実はメンバー的にはいまいちだったのかと。その頃の自分の解釈というのは、箱会場と異なりスタジアムではショー的要素は不可欠。後方席の観客に対するサービスとしてボール投げもトロッコも必要だからメドレーBGMのたれ流しは仕方のないこと。まして生歌なんて喉つぶれちゃう。くらいにしか思っていなかったわけです。また、アンダーライブの萌芽期でもあって、永島聖羅は「アンダーと選抜が別々に円陣を組んでいたり・・」ということもマイナス面として振り返っていました。全体としてまとまりに欠けていたのではないかと。みんな真面目さと向上心の塊だったわけですね。
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ところが神宮後ほどなくして、各種メディアのインタビューでは、ほとんどのメンバーが「不十分な出来だった」との感想を語っていて、これには当時かなりショックを受けました。自分があれだけいいと思っていたライブが、実はメンバー的にはいまいちだったのかと。その頃の自分の解釈というのは、箱会場と異なりスタジアムではショー的要素は不可欠。後方席の観客に対するサービスとしてボール投げもトロッコも必要だからメドレーBGMのたれ流しは仕方のないこと。まして生歌なんて喉つぶれちゃう。くらいにしか思っていなかったわけです。また、アンダーライブの萌芽期でもあって、永島聖羅は「アンダーと選抜が別々に円陣を組んでいたり・・」ということもマイナス面として振り返っていました。全体としてまとまりに欠けていたのではないかと。みんな真面目さと向上心の塊だったわけですね。
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『百合坂46発表会Ⅱ~彼女たちの歩く道~』感想
昨年に引き続き、百合坂46さんの発表会に行ってきました。あらためて言うことでもないのですが、自分は乃木坂46が大好きです。それと同時に、乃木坂46の周辺にあるさまざまな「乃木坂文化」もまた、大好きなのです。文化だなんて、ちょっと大袈裟な言い方かもしれません。でも、例えば、乃木坂絵師さんたちによるイラスト等のファンアートの広がりとか充実には目を見張るものがあるし、ピアノやギターを弾く人たちによる乃木坂楽曲の演奏作品の中には、本当に素晴らしいものもあります。それ以外にも、聖地巡礼をする人たちの行動力、フットワークの軽さにも驚嘆します。さらに乃木坂クッキングやら、挙げればきりがありません。極めつけは、46house!のような大型の音楽イベントでしょう。乃木坂46(或は坂道グループ)を応援したり楽しんだりする方法は、ほんとに多種多様で、自分には乃木坂46というエンターテインメントが、まるで宇宙のように感じられます。広がりも奥行きも無限大(笑)。そして、自分にとってそうした豊かさが、乃木坂ファンであることの楽しみのひとつになっていることは間違いありません。
そんな中でも、ダンス(振りコピ)で乃木坂愛を表現する百合坂46さんが特に大好きなのです。きっかけは2015年の「命は美しい」動画でした。それまでも、「踊ってみた」というのはメジャーなジャンルでありふれたものでしたけど、あの動画の公開はそれまでにないものでした。あれだけの大人数で、かつ、メンバーのダンスレベルがかなり高い。それまでの、一般の人がただ自分の満足とか面白味でやっているものとは明らかに違ったものでした。それからの彼女らの活躍ぶりは、あえて説明の要らないところだと思います。
今回も、関西から新幹線に乗って名古屋まで遠征したのですが、実は、ふと窓を見ながら「乃木坂46本家でもないものになぜ自分は遠征までして見に来るのだろう?」「どこがいいのだろう?」なんてことを自問自答したりもしました。しかし、最後にはやっぱり見に来て良かった、と思える発表会だったし、疑問に思っていたことの答えもわかった気がしました(というより、再確認できたような気がしました)。
ーいったいどれだけの人が自分の「好き」を貫いて生きていっているのだろう。
そんな中でも、ダンス(振りコピ)で乃木坂愛を表現する百合坂46さんが特に大好きなのです。きっかけは2015年の「命は美しい」動画でした。それまでも、「踊ってみた」というのはメジャーなジャンルでありふれたものでしたけど、あの動画の公開はそれまでにないものでした。あれだけの大人数で、かつ、メンバーのダンスレベルがかなり高い。それまでの、一般の人がただ自分の満足とか面白味でやっているものとは明らかに違ったものでした。それからの彼女らの活躍ぶりは、あえて説明の要らないところだと思います。
今回も、関西から新幹線に乗って名古屋まで遠征したのですが、実は、ふと窓を見ながら「乃木坂46本家でもないものになぜ自分は遠征までして見に来るのだろう?」「どこがいいのだろう?」なんてことを自問自答したりもしました。しかし、最後にはやっぱり見に来て良かった、と思える発表会だったし、疑問に思っていたことの答えもわかった気がしました(というより、再確認できたような気がしました)。
ーいったいどれだけの人が自分の「好き」を貫いて生きていっているのだろう。
新内眞衣「二推しの女」はいかにブルーオーシャンとなりえたか
90年代の亡霊というべきか、いつまでもデファクトスタンダードだとかドミナントみたいな用語に憑りつかれて、しかし思うように結果が残せない業態、経済界の方々はこの際、新内眞衣によるところの「二推しの女」について少し学ばれてはいかがか。
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相楽伊織『映画館バイトの恋』
今更ですが、今回の17thシングル「インフルエンサー」では、1年ぶりとなる個人PVの復活が大きな話題となりました。少しづつ情報が小出しに伝わってくる中で、自分としてもはやく見たい気持ちでいっぱいでした。3月22日の発売に先立つかたちで、それぞれの予告編がまず公開されました。やはりというべきか、伊藤万理華の『伊藤まりかっと』が話題となり、大変な再生回数を記録したようです。加えて、西野七瀬、齋藤飛鳥の作品も同じく再生回数が多かったようです。(後日、三人の作品は期間限定のフルサイズで公開された。)
そんな中ですが、あまり再生回数が多いとは言えなかったけれど、個人的にすごく印象に残った、気になった作品がありました。相楽伊織主演『映画館バイトの恋』(今泉力哉監督)です。
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