はじまりの唄に関するメモ

 

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遠坂めぐさんの配信でわかったことと、これまでの流れで自分が思っていることと

ちょっと備忘録的にまとめてみる。

 

・ファイナリストに贈られる曲は当初、秋元康が歌詞を書く予定だった。

・候補曲が2曲用意されていて、もうひとつはテンポのある曲だった。

・仮歌のレコーディングに赴いた日、曲はあったけれど歌詞がなくて黒沢さんに

 言われて仮歌詞を書いた。

・最終的に仮歌シンガーは3人いて、遠坂めぐさん、なかねかなさん、南川あるさん。

・(おそらく)プリプロの段階で黒沢さんご本人、遠坂さん、なかねかなさんの3人で

 録音をおこなった。

秋吉優花が歌っているラストのあのフェイクの部分はデモ段階では黒沢さんが

 歌っている。

・この時点ではあくまで「音」が重視されていて、仮歌詞は音に添うような

 かたちで書いた。仮歌詞を書くのに要した時間は15分程度だった。

・トラックも完成してメンバーの歌入れの段階になったとき、お手本のようなかたち

 で南川あるさんの仮歌が準備された。


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〇仮歌詞の演奏を聴いた感想

遠坂さんの仮歌詞が実際の歌詞の中に散りばめられている

・ふいにつけたTV

・はじまってたラブストリー

・主人公をキミに

・ヒロイン役を私に

・シチュエーション

・私 きっと

などなど、黒沢さんがこれらの歌詞を活かしながら9人の物語に当てはめて行った様子が想像できるものだった。一語一句を記憶しているわけではないけれど、色彩に富んだ

いい歌詞だと感じた。

遠坂さんは15分で書いたと言われていたけれど、実際には遠坂さんが作詞と作曲に費やしてきた努力や苦労の上に成り立っている15分だから、時間の短さだけをもってすごいというのは違うし、もちろん決してインスタントなものではない。とても貴重な演奏を見せていただいた。

 

〇テイストの違い

AKB系の各グループそして坂道系のグループを問わず(即ちレコード会社も問わず)ミュージックディレクターのようなかたちで(名称複数あり)お名前がクレジットされていた田中さんのお名前がついに今回は無かった(それはそう)。

 

やはりいつもの曲とはかなり音が違っているように思う。もちろん9名でのアカペラ調バラードソングということなので余計にそうなのかもしれないけれど。ただ聴いていてとても新鮮。

 

野島樺乃がツイートしていたけれど、楽譜(歌詞)にびっしりと音の強弱や表情、留意点、アーティキュレーション全般に関わることを書き込んでいた。自分の中の注意点は赤いペンで、黒沢さんからの指示は鉛筆で。この種の情報は通常オモテにでてくることは無いし、もっと言えばAKBのレコーディングではこんなこと自体が必要ではないわけで(加工を加えるから)。ほんとにこのツイートにも驚いた。

 

 

〇MUSIC VOICEの記事

黒沢さんから岡田奈々に「もう少し口を縦に開くようにしてごらん」とのアドバイスがあったと。とても具体的。どの場面のどのフレーズかまではわからないまでも、メンバーの歌唱についてきわめて具体的で細やかなサジェッションがあったと推測。どうやって歌を、曲を自分のものにしていったのか、その過程の一端をうかがい知ることのできるとてもためになった記事だった。

 

〇これからのNona Diamonds

AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」という企画を第1回大会からずっと見てきて、それこそ全グループの予選からずっと見てきて、「ついにここまでたどり着いたか」という思いしかない。「はぁ、いっちょあがり」的な感覚。この9名(7名)が3か月後の秋に再び点数を競って争うというイメージがまったくない

 

Nona Doamonndsはこの9名を固定メンバーとして、このままユニットとして東京や大阪で年数回のライブを行うグループであってほしい。つまりもう予選、決勝には出場せずファイナリストLIVE的なイベントにのみ出て欲しいというのが今の時点での自分の願望。

 

歌唱力No.1決定戦はAKB48グループ内の新たなオーディション番組のような装いでリニュアルしてさらなる魅力、才能の発掘に勤しんで欲しい(勝手ですけど)。

いまこの状況に自分が満足してしまって、ちょっとここから動けない感じ。

 

〇黒沢さんに聞いてみたいこと

 

 音作りのエッセンスという部分とK-POPに対するJ-POPからの回答という部分の二つ。

ちょうどラジオでJYPのことについても触れていたので、もっと言うなら今回の黒沢さんのはじまりの唄に関するプロデュースを見て、JYP型(韓国型)でもない、ゴットタレント型でもない、黒沢流(日本流?)のプロデュースの方法、育て方みたいなものを見てみたいと思った。

 

 でもほんとにここまでよくして下さったなという思い、感謝しかありません。

                         

                             (だいせんせ)

 


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