「STU48 4周年コンサート」感想 昼公演編

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3月13日(土)広島サンプラザで行われたSTU48の4周年コンサートを配信でみました。まだ頭の中に残像が残っているあいだに自分個人の備忘録的に感想を書き留めておこうと思います。

 

後日、次第に明らかになってきた機材トラブルのことに関しては追記のなかで別に記そうと思います。あくまで最初に見て、感じた感想をまずはそのまま。まあ、機材トラブルがあろうが無かろうが、自分的にはあそこはひとつのヤマ、見せ場だったと思います。

 

 セットリスト

0 overture

1 STU48

2 STU推し(自己紹介)

3 ワッショイ!2期生(同じく自己紹介含む)

4 STU参上

5 レモンジュース(メロンジュース)

6 STUフェスティバル

7 奇跡は間に合わない 今村 岡田 田中

8 海の色を知っているか?

9 君と虹と太陽と 榊 福田 川又

10 意外にマンゴー 沖 中廣 立仙

11 シュートサイン 谷口 田中 吉崎

12 アクシデント中 兵頭 中村 宗雪

13 フェリー

14 桜、みんなで食べた

15 胡桃とダイアローグ

16 らしくない

17 賛成カワイイ!

18 遠距離ポスター

19 マジジョテッペンブルース 寸劇含む

20 なめくじハート

21 西瓜ベイビー

22 毒蜘蛛

23 好きになれただけで幸せだ

24 一杯の水

25 Beginner

26 Bird 池田 大谷 峯吉

27 She's gone

28   涙の表面張力 田村 門脇 榊 迫

29 NO WAY MAN 

30 原点

31 制服の重さ

32 思い出せてよかった

33 思い出せる恋をしよう

EN1 ペダルと車輪と来た道と(青い向日葵

EN2 青春各駅停車(青い向日葵

EN3 夢力

 〇overtureに振付が付いた!

声を出しての応援が出来ないことへのちょっとしたはからいだったのかな?と思いました。振りのあるoverture、とても新鮮でかっこよかったです。

 

〇新制服がいい!

どこか航海士の制服のような感じがする新しい制服衣装。上着とベストと合わさったリボンタイには可愛いに加えてフォーマルな感じも。そして肩章、袖口の切り返しはいかにもシーマンのユニフォームといった感じ。とてもかっこいい!でも腰回りのデザインとかは女性のそれらしいし、かわいさとかっこよさの両方を兼ね備えたすごくセンスのいい制服衣装だと思いました。

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〇STUDIOとminiSTUDIOのBeginner

兵頭葵のピアノ演奏に合わせて激しく踊りながら、かつ生の歌唱によるSTUDIOとminiSTUDIOのBeginner。

一言でいうと痺れた!

最初、葵ちゃんは集中を高めているのか?

長い間を置いて、完全なsilentからようやくの弾弦。

♪ラドレミラファミ うわーなんかはじまったー!

胸に高まっていく期待。

そしてメンバーが登場。歌いだしはちょっとバラバラなんだけど、これをほんとに歌いながら踊るの?と思った。

おまけにBメロの2からはボーカルパートとコーラスパートに分かれてくるし、サビに転じた2からは二声のハモりになってくるし、今まで見たことも無いような攻めの曲構成にびっくりした。

さらに続く、間奏でまた葵ちゃんのコンテポラリーっぽいピアノがはいって、踊りまくるみちゅとみゆみゆ、なんかいっかい無音のストレートプレイみたいになるところがあったりしてそんでもって葵ちゃんがアルペジオにグリスと駆け巡るように弾きまくって、からの♪Stand up! Together!、アタマ揃ってないのが惜しいんだけど予備拍も導入もない状態からあれを合わせようとしてたの?その筋の熟達したひとたちでも相当難しいことをよくやろうとしたね。すごい挑戦!攻めに攻めてる!無音で見せるとかかっこいいけどちょっと一足飛びな挑戦のような気もした。けれどここまでのものをまったく期待していなかったのでいい意味で裏切られた!乱雑かもしれなかったけど荒ぶる魂は画面越しにも伝わってきた!

圧倒された!

※音響トラブルにより予定されていた演出とは異なるものになったことについては後に記します。

 

〇涙の表面張力 

♪ギリギ~リ、門脇実優菜ではなくて田村菜月を真ん中に起用したところにSTUの未来を見た気がした。迫ちゃんも身長とスタイルを活かした見せ場を作っていたし、この曲も大変見どころがあるものでした。舞台「Selfish amity's」を見て以来、田村菜月ちゃんのイメージがどんどん更新されていく。見ていて楽しいし、将来の楽しみも感じさせてくれる可能性の子。

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〇奇跡は間に合わない

自分はいわゆる往年のAKBファンではないので、この楽曲の歴史や意味合いみたいなものを理解していない。が、何かグループ全体にとって少し特別なものに位置付けられているのだろう、と感じた。なんとなくだけど。よくわからないまま感情のままだったけど、奈々さん、こっこ、みちゅ、3人でパフォーマンスする姿を愛おしいように見ていた。この曲今日が初見だったんだけど、時間がたっても印象が薄れない。

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〇青い向日葵

実際の会場ではどんな響きだったんだろう?

配信では流れてくる音が細すぎてバンドらしい迫力がいまいち伝わらず、ちょっと物足りなかった。まあこちらは運営さんのご厚意で無料で見させていただいている側なので会場の人が十分であったならそれで。やはりライブは現場にいってこそ。

生の音に飢えている(その状況にももう慣れてしまった感じがするの悲しい)。

 

                       (夜の部へ続く、また後日

                        だいせん

 

 

追記

Beginnerの音響トラブルについて各メンバー配信等で次第に明らかになり、ツイッター上でもまとめられている状況です。概要とそれに対するあらためての感想。

 

・用意されていた音が鳴らなかった。

・葵ちゃんのイヤモニに音が鳴らない、けれど音を待っていた葵ちゃん。

・演奏まで長い間があったのは演出ではなくそういう意味。

・舞台裏のメンバーはその状況がわからない、けれどそのままin。

・歌のアタマが揃っていないのはマイクがはいっていなかったから。

(想像するにスタッフは止めるか、続けるかの判断に逡巡していた可能性も)

(そんなヒマないよ)

・サビからはビートが加わってくる予定だった。

・ピアノフォーカス対ダンスフォーカスの闘いっぽく仕立てた演出だった模様。

・当然ダンスフォーカスの音がないので、瞬間ストレートプレイのようになった

 ところがあった。

・以後、葵ちゃんは即興で音を叩いていく。

 

2期生は動揺してた。

頼りにしてた練習で採っていた音がなかった。

止まりそうになった。泣きそうになった。

でも音がないのにみちゅさんとみゆみゆさんは踊りを止めなかった。

ついていった。

                         小島愛

 

 

練習を通してみんなの体の中にビートは刻まれていた。

だから音がなくてもみんな揃ったダンスができていた。

                         今村美月

 

 

逆にあれで燃えた。やってやると思った。

                         榊美憂

・予定のサウンドが無く、ピアノのみの音を貧弱ととられないように葵ちゃんは意識してタッチを強めて弾く。

 

感想:

まったく気が付かなかった。なんて攻めた演出、かなり背伸びをした攻め方だなあとは感じたけど、自分としては想像していなかった、期待以上のものを見せてもらったと思っていた。裏でこういうことになっていたとは、、。

 

しかしよく最後までやりきったねえ。すごいとしかいいようがないし、今でも立ち上がって拍手を送りたい気持ち。

 

みちゅとみゆみゆはこれまでに(おそらくSTU以前も含めて)踏んできた場数が違うんだろうな。それについていった2期生ちゃんもみんな相当なものだと思う。

 

あとにもさきにも、あれは二度と演じられないだろう。次はきちんと予定されていたもので演奏されるだろうから。現場にいた人は奇跡を目撃したと言っていいんじゃないかな。現在進行形で起きていたトラブルと、それを跳ね除けた彼女らの知恵や判断力や(ダンスの先生方の指導のたまものでしょうね)、それをトラブルと知らずに(感じさせずに)観ていた観客と。エンタメここにあり。

 

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(追記の追記)

セントレアイベで止まったオキドキを客の手拍子で歌い切ったSKE伝説と同じレベルの伝説になると思う

 ②田中美帆ちゃんの脚好き(秘密)

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