瀬戸内の声、いつの日か

西日本豪雨災害支援活動「がんばろう!瀬戸内」STU48チャリティーコンサートツアーにおいて披露された、「瀬戸内の声」に関する自分の備忘録として。ここに至るまでの経緯、作曲者・編曲者、メンバーの動向など。そしてこれからのこと、「瀬戸内の声」を「世界で一番好き!」と元気よく語る女の子に会ったこと。

 

f:id:kokokokua2:20181105203224j:plain

 

2017年3月19日 STU48最終オーディション

        合格者が集められ、「これがあなたたちの最初の曲です」と

        「瀬戸内の声」を聴かされる。

        ↓                ※2018/3/19ゲバントホール公演MCの中で

        男性の声の仮歌。この時点で、仮歌のデモまで仕上がっていたことに

        大きな驚き。

2017年5月25日 ミュージックビデオが公開される

        ↓

        撮影には合計一週間を要した。

2017年5月31日 CD発売(「願いごとの持ち腐れ」劇場版カップリング曲として)

2017年6月3日  おかやま未来ホールにて初披露

6月       テレ東音楽祭にてテレビ初披露

7月       兵頭葵、SHOWROOMで「瀬戸内の声」試奏

         ↓

         耳で音を探りながら弾いている

7月       作曲者井上トモノリ、ファンから兵頭葵のピアノを知らされる。

        「いつか、生ピアノ+ゆみりんサックスも見てみたい」とツイート。

                                                            ※2017/7/12Twitterより

8月       NHKいのちのうた、広島交響楽団によるフル編成のオーケストラ

         をバックに「瀬戸内の声」演奏。

         (「瀬戸内の声」オーケストラバージョン

         ↓

         ちなみに、ワイヤレスマイク8本+ワイヤード8本の生歌

         岩田陽菜の清新なさまに心が浄化(笑)

8月15日     「瀬戸内の声」ふるさとバージョンが公開される

9月       兵頭葵、編曲者(水島康貴)から楽譜が届いたと報告

10月       岡田奈々さん、感謝祭で「瀬戸内の声」ピアノ独唱

12月       瀧野由美子、AKB紅白で「僕らの音楽」サックスソロ演奏

2018年1月    TDCHでの単独コンサート、後半のサビを客席と一緒に歌う

2018年3月25日  兵頭葵、せとうちめぐり山口のステージで「瀬戸内の声」の

         ピアノ伴奏をはじめてステージで演奏。

         ↓

         この日卒業を迎える尾崎舞美がソロで歌った

2018年6月3日   岡田奈々さん、瀧野由美子、生歌+サックスで「暗闇」演奏

7月~8月     出張公演で歌詞カードが配られる。

         最初から客席と一緒になって歌う。

9月        チャリティーコンサートツアーのラストアンコールで、兵頭葵

         ピアノ、瀧野由美子サックス、メンバー合唱による「瀬戸内の声」

         が演奏される。

          ↓

         井上トモノリ海のロマンを感じられるようなサックス」と感想

                               2018/10/4Twitterより

         水島康貴、リアレンジの譜面を書いたことに関して

         「難しいと思ったが、本人たちの力量と根性を信じて書いた

                               ※2018/10/4Twitterより

10月3日      岡田奈々さん、ツアー千穐楽に合流。

         「瀬戸内の声」現状の最高段階に到達

10月       矢野帆夏SHOWROOMにて

         リハーサルが終わり、皆がメイクに向かっているなかで兵頭と瀧野

         だけが音合わせをしていたとのこと。その様子を見ていて矢野は

         「なんか二人に申し訳ない」と思い、また自分も大きいホールで

         歌ってみたいと思い、声(歌)を充てて練習に加わる。

         ところが、この様子(音)がメイク室まで漏れていて、岡田奈々

         さんが「これ、もったいないからどこかでやろう」と述べたと。

(雑 感)

 ひとつの楽曲がどんなふうに成長を遂げていってるか、そもそも楽曲が成長するということはあり得ないわけで、成長していくのはメンバーであり、ファンの意識や受け止め方が変化していくこととあわさって、まるで「楽曲が成長している」ような錯覚をおこす。甘美な錯覚。たぶん、「瀬戸内の声」は最初から最後までSTU48の中心軸となる存在。ひとつの楽曲という位置づけを超えた、グループそのものの存在理由として。

ただ、いろんな節目でコンテクストが醸成されていくさまを仮に「楽曲が成長する」とするならば、客席との合唱であったり、オーケストラであったり、アコースティックな演奏であったり、「瀬戸内の声」はほんとにそうだったなと。

 

(ちょっと偶然)

「瀬戸内の声」のことを、「世の中で一番好き!」と公言して憚らない矢野帆夏ですが、中でも特に「♪い~つの~日か~」のところが好きと言ってます。これSHOWROOMでも握手会でも実際に言ってました笑。要するに大サビに相当する部分のことだと思うんですが。

 

今回、作曲の井上トモノリさんについて調べようと宇部市立図書館まで行ってきました。昨年6月29日の宇部日報に掲載された記事を調べるため。

記事の一番最後にお父さん(井上智城さん)のコメントがあって、

 

(前略)、音楽の世界で頑張り続ける息子を誇りに思う。瀬戸内の声は、落ち着いたのどかな曲で、終盤の曲調の流れの変化が気に入っている」

 

                     2017年6月29日宇部日報第一面掲載記事より

 お父様も大サビのところが大変気に入っておられるとのこと、ほのたんと一緒じゃん!って思いました。ほのたん、井上さんと直接話しをして、この曲に対する自分の思いを伝えられたことを本当に喜んでいました。だから、ほんのささいな小ネタなんだけど、

こんなちっちゃなネタでも握手会でほのたんに教えてあげたいなって思っちゃいました。あの子の「瀬戸内の声が好き」を後押しできるものだったらなんでも。

f:id:kokokokua2:20181105202838j:plain

 

(最後に)

単純に、チャリティーコンサートでの「瀬戸内の声」に感動しました。大阪、福岡はホールで実際に体験、東京は配信で見た。矢野さんが二人の練習のときに声(歌)を充てたのは本当にファインプレーだったと思う。リアレンジされた譜面を見ただけでは演奏イメージを膨らませるのは難しい。歌にあわせることで、葵ちゃんもゆみりんもかなり、しかも短い時間での音合わせと練習が捗ったと思う。伴奏って簡単じゃない。

小さなことだったけど、ほのたん好きになっちゃった。

前回の握手会で直接ほのたんに伝えようと思って行ったら、既にファンのどなたかが自分のツイートのことを伝えてくれてたみたいで、話しの途中でほのたんが、「もしかしてお名前は?」って聞かれたので、「だいせんせと言います」って答えたら、「知ってます。知ってます。知ってますよ。」って返してくれてその場にひっくりかえりそうになった。「ファンの人が教えにきてくれたよ」って。そんなことがあるのかと。

そのあとゆみりんのところにも行って、ほのたんと握手してきたこと話した。いつかほのたんも含めた瀬戸内の声がかたちになればいいねって話しもしてきた。

自分の中で「瀬戸内の声」が成長している。

                      (だいせんせ)